響〜HIBIKI〜
曲を弾き終えた花奏は、そっとTAKAHIROの肩にもたれた。
「ちょっとだけ、こうしてていい?」
「いいよ」
TAKAHIROはそっと花奏の腰に腕をまわし、優しく花奏を見つめた。
腰に回された腕に少し驚きながら、花奏はその居心地のいい肩から離れたくない気分だった。
が、目を閉じたままこう言った。
「ねぇ、明日も撮影だから、もうソロソロ部屋に戻らないと…」
「うん」
TAKAHIROが、名残り惜しそうに回した腕をギュッと寄せると、花奏の髪がTAKAHIROの頬をくすぐる。
TAKAHIROの手が花奏の髪を撫で、その手が自然と花奏の頬を包む。
TAKAHIROの手に頬を包まれた瞬間、花奏は心臓が飛び出しそうな程ドキドキした。
二人の目が合い、一瞬その先を想像したが…、
「うっ、うん。そ、そろそろ、部屋に戻ろうかな」
TAKAHIROは、咳払いをしながら立ち上がった。
花奏も、頬を赤らめながら、
「そ、そうだね」
と、立ち上がる。
「あ、痛っ」
TAKAHIROは、慌て立ち上がりピアノで足をぶつける。
まだ、その先に進むには早過ぎると思い直した二人だった。
「ちょっとだけ、こうしてていい?」
「いいよ」
TAKAHIROはそっと花奏の腰に腕をまわし、優しく花奏を見つめた。
腰に回された腕に少し驚きながら、花奏はその居心地のいい肩から離れたくない気分だった。
が、目を閉じたままこう言った。
「ねぇ、明日も撮影だから、もうソロソロ部屋に戻らないと…」
「うん」
TAKAHIROが、名残り惜しそうに回した腕をギュッと寄せると、花奏の髪がTAKAHIROの頬をくすぐる。
TAKAHIROの手が花奏の髪を撫で、その手が自然と花奏の頬を包む。
TAKAHIROの手に頬を包まれた瞬間、花奏は心臓が飛び出しそうな程ドキドキした。
二人の目が合い、一瞬その先を想像したが…、
「うっ、うん。そ、そろそろ、部屋に戻ろうかな」
TAKAHIROは、咳払いをしながら立ち上がった。
花奏も、頬を赤らめながら、
「そ、そうだね」
と、立ち上がる。
「あ、痛っ」
TAKAHIROは、慌て立ち上がりピアノで足をぶつける。
まだ、その先に進むには早過ぎると思い直した二人だった。