響〜HIBIKI〜
「この手汗見て」
TAKAHIROが、汗のにじんだ手を見せると二人は、照れ臭そうに笑った。
花奏が少し嬉しそうに携帯の画面をのぞく。
「うまくとれてるね」
「かな、アドレスと携帯番号教えて」
「あ、アドレスなんだったっけ?忘れちゃった」
「じゃあ、後で教えて。写メ送るから」
「うん」
しかし、花奏は少し考えて、
「ね、番号教えない方がいいのかも」
そう言った。
「なんで、東京帰ったら、電話するし」
TAKAHIROは、不思議そうに聞く。
「TAKAHIROさんが東京に戻ったら…、もう会えないかもしれない…」
花奏は、少しさみしそうに笑った。
「かな」
TAKAHIROは、複雑な気持ちになった。
「TAKAHIROさんが、この写真を見た時に、島のことや星空のことを思い出してくれればいいよ」
「かな…」
「TAKAHIROさんとこんな風に二人で星空をみられるなんて夢にも思わなかったし、私はその思い出があれば充分だよ」
TAKAHIROが、汗のにじんだ手を見せると二人は、照れ臭そうに笑った。
花奏が少し嬉しそうに携帯の画面をのぞく。
「うまくとれてるね」
「かな、アドレスと携帯番号教えて」
「あ、アドレスなんだったっけ?忘れちゃった」
「じゃあ、後で教えて。写メ送るから」
「うん」
しかし、花奏は少し考えて、
「ね、番号教えない方がいいのかも」
そう言った。
「なんで、東京帰ったら、電話するし」
TAKAHIROは、不思議そうに聞く。
「TAKAHIROさんが東京に戻ったら…、もう会えないかもしれない…」
花奏は、少しさみしそうに笑った。
「かな」
TAKAHIROは、複雑な気持ちになった。
「TAKAHIROさんが、この写真を見た時に、島のことや星空のことを思い出してくれればいいよ」
「かな…」
「TAKAHIROさんとこんな風に二人で星空をみられるなんて夢にも思わなかったし、私はその思い出があれば充分だよ」