響〜HIBIKI〜
「お疲れ様でした〜」


最後のシーンを撮り終え、TAKAHIROとかなに花束が贈られた。


「ありがとうございます」


かなは、初めての経験ばかりで緊張しながらも楽しい撮影になった。


TAKAHIROも美しい島の景色とかなのお陰でまたとない充実した、撮影となった。


そして。夕食はかなの家族とゆっくりと過ごした。


「ここでとった映像がDVDになるんだな」


「そうよね、改めて想像して見るとすごいことよね」


オーナー夫婦は、少し興奮気味だった。


「どうしよう。私、本当に大丈夫だったかな、ちゃんと役に立てた?」


かなは、不安そうに色々考える。


「どうする?全国の人がかなを見てるんだよ」


TAKAHIROが面白がってかなを脅す。


「止めてよ〜、やっぱりやめておけばよかった」


「今更、何言ってもムダだよ、かな」


「そうだ、そうだ。お父さんは楽しみにしてるからな」


4人はいつもの楽しいひと時を過ごした。
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