響〜HIBIKI〜
夕方になり、ペンションのテラスにはスタッフ達が集まってバーベキューが始まっていた。


「監督、お疲れさまでした」


かなが監督にビールのお代わりを運んで来た。


「おっ、ありがと。かなちゃんもお疲れさま。お陰でいいのが撮れたよ」



「こちらこそ。ありがとうございました」


かなが深々と頭を下げる。


「機会があったらまた一緒に仕事がしたいなぁ」


「あんなに緊張するのは…もう…」


かなが苦笑いしながらそう答えた。
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