響〜HIBIKI〜
第11話 乗りかかった船
「皆、かなちゃんに会いたがってるけど、紹介していい?」
撮影の話は、事務所でも噂になっていてメンバー達も花奏に会いたいと言っていた。
「え、緊張しちゃうよ」
マネージャーに言われたが、花奏はTAKAHIROに助けを求める。
「メンバーに会うのそんな緊張する?まぁ、俺に初めて会った時もガチガチだったし、仕方ないか」
「うん。ねぇ、泣いたから、目腫れてるよね。ひどい顔でしょ」
「全然大丈夫だって」
TAKAHIROは、笑って花奏を励ます。
「ちょっと、いいっすか?」
控え室の入り口でTAKAHIROが声を掛けると一斉にメンバーがこちらを見た。
「こんばんわ」
花奏は、TAKAHIROの後ろからそっと顔をのぞかせ、小さな声で挨拶した。
「あれ、ひょっとしてこの前TAKAHIROの撮影で一緒に仕事した…」
「あ、例のかなちゃんだっけ?」
「あ、監督べた惚れの?」
「やべー、可愛い〜」
TAKAHIROの説明を聞き終わる前から、皆それぞれに花奏に話しかけて来た。
「は、初めましてっ」
緊張しまくりの花奏だった。
撮影の話は、事務所でも噂になっていてメンバー達も花奏に会いたいと言っていた。
「え、緊張しちゃうよ」
マネージャーに言われたが、花奏はTAKAHIROに助けを求める。
「メンバーに会うのそんな緊張する?まぁ、俺に初めて会った時もガチガチだったし、仕方ないか」
「うん。ねぇ、泣いたから、目腫れてるよね。ひどい顔でしょ」
「全然大丈夫だって」
TAKAHIROは、笑って花奏を励ます。
「ちょっと、いいっすか?」
控え室の入り口でTAKAHIROが声を掛けると一斉にメンバーがこちらを見た。
「こんばんわ」
花奏は、TAKAHIROの後ろからそっと顔をのぞかせ、小さな声で挨拶した。
「あれ、ひょっとしてこの前TAKAHIROの撮影で一緒に仕事した…」
「あ、例のかなちゃんだっけ?」
「あ、監督べた惚れの?」
「やべー、可愛い〜」
TAKAHIROの説明を聞き終わる前から、皆それぞれに花奏に話しかけて来た。
「は、初めましてっ」
緊張しまくりの花奏だった。