響〜HIBIKI〜
「かなちゃんと会えなかった時のTAKAHIROときたら…」


「あー、あー、あーっ、余計なこと言うなよ」


マネージャーの発言を慌てて遮るTAKAHIRO。


「まぁ、携帯の写真見ては、ため息ついて。夜空を見上げて、しんみりしちゃって…」


「ワーワーワー、何にも聞こえないー」


TAKAHIROは花奏の耳を塞いで邪魔をする。


花奏は、そのTAKAHIROの様子を見て笑えた。


でも、TAKAHIROがそんなに自分のことを思っていてくれたかと思うとうれしかった。
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