牙龍 私を助けた不良 下
「ところで凜華ちゃん、ひなた君と何してたの?」
「もうすぐあるだろう、クリスマス暴走。それについて話してただけ」
「そっか。もうそんな時期なんだっけ」
幹部室の壁に掛けられている壁掛けカレンダーを見て、桃華は成る程って顔をしながら頷いた。
「今年は凜華も参加だからなー」
「緋龍、そうなのか?」
「勝手なことを言うな。私には参加する気なんて無いからな」
「えーっ、凜華ちゃんは参加しないの?」