ノスタルジア~喫茶店を訪ねて~
 私と先生は、この部屋で、たわいのない話をした。学校生活、友人関係、人生についてと、ジャンルは様々だ。
 普段、先生と生徒と言う関係図式の中で、生活する私たちは、この部屋に来れば友人に近い関係になった(おそらく先生は、そう思っていただろう)。
 私は、違っていた。先生を尊敬する大人・教師ではなく、大好きな異性として、見ていた。
そう、初めて会った時から、ずっと。
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