ノスタルジア~喫茶店を訪ねて~
 この気持ちを、先生は知らない。私がずっと隠してきたから。それでいいのだと、自分を納得させていた。
 先生と、友人でいられるこの場所が、私は好きだった。
 今日は何を話そうか。先生の好きなタイプとか聞いてみようか。
考えるのも楽しかった。
先生と話すことは、心の安定剤だった。
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