恋しくて、
横橋「あれ?アイツ、追っかけてる奴じゃないのか?」

友山「え?」

横さんの指さす方向には、黒いスーツに身を包んだ一人の男がいた。

ガサガサ

間違いない。組織の中の一人だ。

横橋「どっか行くみてぇだなぁ。」

友山「マズイっスね。まだ班長たち来てないのに。」

プッ

横橋「こちら横橋、こちら横橋。ドーゾ〜。」


『滝中です。何かありましたか?』

横橋「マークしてる奴の一人、動き出したぞ。」

『全員でないのなら、無視しましょう。今の段階でこちらの動きを悟られてはいけない。』

横橋「はいよ〜。」

『我々もまもなく到着します。』

横橋「あ。」

『どうしました?』

横橋「いや、友山が…。」
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