愛に服従!
(……ここだ…)
ぶつかったところへ到着したが
あの人たちの姿はまだない
(どうしよう…緊張する…あのスーツいくらなんだろう…何十万どころじゃないかも)
どうしてもスーツのことが頭をグルグルしてしまう
(………でもあの人、イケメンだったなぁ…)
ぶつかった時のことを思い出す
(いい匂いもしたし…スタイルもよかったなぁ)
「…でもかなり口悪かったなぁ…初対面に『アンタ』はありえない……」
「だーれが口悪いって?」