血魂の彼女[短編]
俺は慌てて学校を出る。

急いで、電車に乗る。

宇海はついてこなかった。

俺はどうすればいいんだ?

かと言って宇海の計画を知らないままで

殺されるのは腑に落ちない。

勿論

殺されるつもりなんてあるわけない。

自宅へ戻る。

部屋まで駆け上がって鍵をかける。



…待てよ?

死体を落としたのが宇海ならば

近くに…!?


「…い"っ…」

カーテン越しに人影が見える。
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