血魂の彼女[短編]
「なぁ阿久津、宇海ちゃんこの前

男と歩いてたよ、

金持ちそうな年上」

「ふーん」

お互い干渉はしていない。

そのせいで俺もだんだん宇海から

離れてきているというのもある。

「おい、阿久津行くぞ」

「あ、うん」

向かおうとしたところ、


ドンッ




突然そいつの上にスパナが落ちてきて

大量の血が頭から出ていた。

「おい!?」

上を見上げると誰もいない。

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