血魂の彼女[短編]
自宅への帰り。

電車を待っていると悲鳴が聞こえる。

線路の上に倒れる女子。

あれは宇海の通帳を拾った人。

助けようと思うが緊急停止ボタンも

倒れている女子も俺から遠い。

もう電車が来ている。

必死に走るが追いつかない。



俺は見殺しにした。


電車が出発した後には

その女子は全身血だらけで

体中バラバラで俺は貧血を起こした。



もちろん、即死である。
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