小さな恋の唄
複雑な気分でいると

「さっきのは冗談なんやで?まさかホンキにしとる??」

南がにやにやして

「まゆは素直やなぁ!面白いわー!一緒にいてあきへんもん」

あたしの髪をくしゃくしゃにして、満足げに


「ウチほんまは好きな人おるもん!」

・・・・・は?

口をポカンと開けていると

「ウチなぁ・・・地元に好きな人おんねん。大学生なんやけどな///」

恥ずかしそうに笑っている南。




「なぁんだ!そっかそっか~大学生!」

「だから、まゆは素直になって頑張りな?」

「うん♪・・・・いやいやいや!!」


よーく考えてみると別にあたし好きでもなんでもないし!!
あっちだって告白したんじゃなくて、可愛いって言っただけだもんね!

早とちりするところだったよ・・・危なかった・・


「あいついい奴だからさ。メールしてやって♪」

「・・・わかった」

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