復讐ストーカーゲーム1
「早くこっちへ来て挨拶しろよ!」


――う、うるせーな!


身を屈め、腰を低くしリビングへと足を運んだ。


「あ、あのう……こんにちわ。御免なさい、急いで帰って来たんですが間に合わなくって。……そのう、ちょっと着替えてきてから、挨拶をちゃんとしますね」


「はい! お気遣いなく。お待ちしておりますわ」


チラッと目を一瞬だけ合わせ、俺は急いで階段を駆け上がった。心臓がバクバクと跳ね上がる。


整った色白の笑みと透明感のあるソプラノ声が、頭の中で繰り返しリプレイされた。


嘘だろ? 


……超可愛いんですけど!!!!


これはいかん! すぐにお洒落な格好をしなくては。あの分じゃ、お友達も絶対に可愛いはず!
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