復讐ストーカーゲーム1
「でも最近、あの辺りは元気ないんです……」


「え、そうなの! なんで、なんで?」


新たなメイドを探そうと思っていた俺は、気になってしょうがなかった。でも目の前には……純白のメイドが――。


「パフュームで一番人気の苺さんが自殺をしたらしくって、それでファンが大分減ったらしいんです。

うちのお店は何気に、パフュームを意識していたから、残念ですわ……ナンバーワンの彼女にも、なにか大きな悩みがあったのかしら」


――苺って一番人気だったの? 知らなかった……。


「信介、お前食いつき過ぎなんだよ、きもちわりーよ」


「秋雄さん、酔っ払ったの? 駄目ですよ、そんな言い方をしたら。……ごめんなさい、お父様! 場を暗くしてしまって――私、お母様のお手伝いに行きますね」


後姿に名残惜しんだ。ああ、あのエプロンのリボンも、俺が結べたらなぁ……。
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