復讐ストーカーゲーム1
「ど、どうしたんだ、信介」


「……いや、ごめん。お袋、おかずが残ったら明日の朝食べるから。勿体無いもんな――ちょっと調べたい事があって、部屋に戻るわ」


髪の毛を掻き毟り、重い腰を上げた。


携帯のメールも、あのサイトも頭に浮かぶ。気になって仕方が無い。


本当に人が死ぬんだ?


これは真実?


そして俺も、いつかは殺ってしまうんだろうか――。


階段を上がり、ふと横を見ると、秋雄の部屋の扉が眼に入る。


――絵恋さん大丈夫かな? ……ん? 


なんだこの声? こ、これは! ビデオで聞いたことのある声と、そっくりだぞ!
< 232 / 887 >

この作品をシェア

pagetop