復讐ストーカーゲーム1
 車なんて使えないし、絵恋さんが結婚して家に来るとなると、迂闊なことは出来ないよなぁ……となると、ハンディ型か。


「あ、あのう、趙雲さん。広帯域は外せないんです。それで出来れば、ずっと長く使いたい、ノイズの入らない、そんな代物が欲しいんです。

俺、命を賭けているんです! ハイテクマシーンをお願いします!」


「命を賭けるって、危ない橋でも渡っているのかぁーい? オッケーレッツゴー! 

法人用のこれ、思い切って使っちゃう? 8万円するけど、いけるよねぇーキョチョ?」


――は、8万円……急に高額! だけど俺は本当に、綱渡り状態だと思っているんだ。きっとこれは高くない。


これは投資なんだ! これが有るのと無いのじゃ、絶対に差が出るはず。
< 269 / 887 >

この作品をシェア

pagetop