復讐ストーカーゲーム1
「はい、記入しましたよ。一応見直しをお願いします。後は拇印で……っと」


グニッと朱肉に突っ込み、用紙に押す。テーブルの上にあるティッシュをシュッと取り出し、親指を拭いた。


完成され書類を趙雲に差し出すと、孔明が奪った。


「手続きは、わしがする。キョチョと戯れていなさい」


「親父、サンキューでーす!」


後姿を見せた大きな背中が、少しだけ曲がり、寂しそうだった。


「孔明さん、落ち込んでいるんじゃないんですか?」


「いいの、いいの。夜ご飯食べると機嫌が直るから、だいじょうびぃ~!

ところで、キョチョのターゲットってどんな人なの? 命賭けるって凄いよね」
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