復讐ストーカーゲーム1
「信ちゃん。御飯を用意したから早く食べなさい~秋雄ちゃんも、もうそろそろ帰って来るかしらぁ? 

全く、何度も料理の準備をするのって、大変なのよねぇ」


眉間にしわを寄せ、椅子を引いた。そんな愚痴を聞いているよりも腹になにかを入れたかった。


「信介、仕事を一生懸命するのは良いけど、今週は体調に気をつけるんだぞ。結婚式があるんだからな」


お袋も隣に座り、コーラをグラスに注いだ。俺は玉葱と絡めた肉を箸で掴み、次々と胃袋へ流し込んだ。


「式場って言っても、人里離れた小さな教会らしいわよ。なんでも昔、絵恋さんがお世話になった教会なんですって」


――え、絵恋さぁーん! 


その名前だけで、食欲がどんどん進んだ。
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