復讐ストーカーゲーム1
「う~ん。教会の下見や、神父と絵恋の幼い頃の話を聞いていただけで、周りを見なかったよ。

というか、綺麗な絵恋が隣にいるのに見れないって。そろそろ時間だな……お袋、行って来ます」


秋雄は壁掛け時計に視線を配り、慌てて玄関に向かった。


――チッ。


硬派メイド好みの俺なら、シスターの黒いベールもいけると思ったんだがな……まぁいい。楽しみは取って置こう。


俺もそろそろ、重蔵を追わなくてはな。


「卵焼き、凄く美味しかったよ。俺もそろそろ準備をして出かけるね」


「信ちゃんも頑張ってね!」


食卓の食べ物を全部平らげ、道具の入ったリュックを取りに部屋へと戻った。
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