復讐ストーカーゲーム1
「やぁーねぇ! 失礼ね! まぁ……男が好きだけど、デブ専じゃないんで安心して!」


あんたに言われたくないよ! 張飛だって十分に太っているじゃないか! おっさん2人で酒屋へ行くのって、なんだか惨め。


「そんな顔をするんじゃないわよ! 早くこっち! 行くわよ!」


距離を置いて張飛の後ろを歩くが、周りの人達がジロジロとこちらを、不思議そうに見ている。


ああ!!!! 恥ずかしい。こんなオカマのおっさんと歩くなんて!


「あ、あのう、すみません。せめて、その鬘を取って貰えませんか? 似合いませんよ」


張飛はピクリと足を止めた。ゆっくりと振り返る。


「いやだぁ~! 早く言ってよ! お洒落なのよ、これ。嫌なら取るわ。行きましょ」


ズルッと金髪の鬘を取ると、丸坊主が顔を出した。
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