復讐ストーカーゲーム1
「赤頭巾ちゃんのように灰色のフードを被って、マントのようにヒラヒラさせていましたよ。張飛さんもパチスロなんてしていなかったら、会えてたのに」


日本酒を一気に呑み、パチスロ店で騒ぐ張飛を思い出した。


「え、なんで知っているわけ?」


「バレバレでしたよ? 重蔵の1つ隣ぐらいで打っていたでしょう? 彼よりも目立ってましたよ。なんでフィーバーさせちゃったんですか?」


「やだぁ! 見てたわけ? 全然気づかなかったわぁ! そうね、あの時の私。画面に釘付けだったもんねぇ! まさか出るとは思わなくってさぁ~びっくりよ!」


両手で押された今の俺も、力が強すぎて、びっくりなんですけど!


「あんな感じじゃ情報なんて集められないわよねぇ。ちょぴり反省したのよ?」
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