復讐ストーカーゲーム1
「う、ううう……」


え! 今度は張飛さんが、なぜ泣くの!


「どうしたんですか……泣かないで下さいよ。お酒作りますね」


戸惑いながら張飛のグラスを奪った。


「僕ね……顔は怖いけど心は乙女なんだ。こう見えてもガラスのハートの持ち主なんだよ。

がたいは良いけど、どこかナヨナヨしててさぁー小学校から、なんとなく周りにばれていたんだと思う。

そのせいで虐められていてさぁ。友人なんていないし、家に連れて来たことってなかったの。

当たり前よねぇ。今は徐々にオカマの存在を認められつつあるけど、昔なんて酷かった。まるで化け物扱いよ。

親父は僕を同性愛者と気づいていなかったから、幼少時代から心配していたんだと思う。友達がいないってことに」


「そうだったんですか……」
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