復讐ストーカーゲーム1
「だったら覚悟を決めて、入会したらどうです? その出っ張った腹もへこみますよ」


ストローでチュウチュウと音を立てた。


「あ、あんたに言われたくはないわよ! 決めたわ! 痩せて美男子になってやる!」


気合入れるのは、そこじゃないだろう!


「ジムにはきっと筋肉質のイケメン揃いだと思いますよ。頑張って下さい」


横目でちらりと張飛の顔を見た。


「そうね。教えてくれる先生はきっと凄い体よね? ……決めたわ! キョチョの分の入会費、月額費用を私が支払ってあげる! あんたもその腹を真っ平らにしなさい!」


「え、嘘。お、俺もですか?」


「奢るっていうんだから、なんか文句あるぅ? 人の金で痩せられるのなら嬉しすぎて、涙が出ちゃうくらいでしょう?」
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