復讐ストーカーゲーム1
 鼻腔を刺激する、強めの口臭。生ゴミのような体臭……聞き覚えのない女の声に、俺達は異常な雰囲気を感じ取り、恐る恐るゆっくりと振り返った。


「ヒィ!!!!」


思わず漏れたボイスに、両手で口を塞いだ。


犬飼も酷い顔だが、こっちも凄い。なによりなんだ、この生臭い香りは! なぜ、こんな女が修道院の服を着ているんだ? 


黒いベールが不愉快さを惹きたてる。


「こっちの弾力あるお肉は美味しそう。でもそっちのガリガリおチビの肉は不味そうね? ハハハハハハハッ!!!!」


鼓膜にダイレクトに届く笑い声。


なんだこの声! 耳が割れそうだ!
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