復讐ストーカーゲーム1
「……」


やっぱり極度の人見知りというのは本当だな。それとも人が嫌いなのかな。


「結婚なんてしなきゃいいのに」


え! 今なんか言った?


聞こえるか聞こえないかの声で母親は呟いた。それは祝福しているとは思えない呟きだった。


聞こえない振りをし、教会の扉開ける。場内に光が差しこみ、照らされたのは秋雄と絵恋の友人らだった。


この中に俺と出会う素敵な女性がいるんだよな!


そう思うと頬に熱を持った。恥ずかしさに、三人並ぶ女性軍から眼をそらした。
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