復讐ストーカーゲーム1
「はぁ、駄目ねぇ貴方。彼女の方がよっぽどサイト向きよぉ。一途な思いが強いもの。

お肉。貴方は、なぜこのサイトに紛れ込んだの? 良くお考えなさい」


シスターは一通り喋り終えると、パーティー会場の方へ姿を消した。消失する臭いに安心し、グラスにワインを注ぐ。


俺の強い思い……俺は――


「信介さぁーん!」


「ああ、絵恋さん。どうしたの?」


「ふふっ、少し酔っ払っちゃった。信子とうまくいった?」


ピンクのドレスを纏う可愛らしい絵恋が頬を赤くし、様子を見に来たようだった。
< 545 / 887 >

この作品をシェア

pagetop