復讐ストーカーゲーム1
「振られちゃったみたい。どっかへ行っちゃった……」


「そうなんだ……残念。また出会いがあるよ!」


笑いかけてくる絵恋は天国の住人のようだった。地獄にある、あのサイトを忘れさせてくれる。


「信子。少しは元気になってくれたらと、思ったんだけどね……」


「元彼のことが忘れられないようだったよ。でも以前よりは、スッキリしたんじゃないかな? ベロベロに酔っ払って消えていったよ」


「信介さん、しゃぼんだま消えたみたいに言わないでよ!

暫くしたら戻ってくるでしょう。あっちでみんなと飲み直しましょう」
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