復讐ストーカーゲーム1
「うん」


手をグイグイと引っ張る絵恋さん。その細い手首にも見とれてしまう。


その暖かい体温。秋雄だけのモノなんてちょっと勿体無いな。


肌の露出が多い、絵恋の背中を目で追い、パーティー会場へ戻ると酔っ払いが増え、有沙や七姫も出来上がっていた。


特に有沙は、狭間純正と既にカップルのように寄り掛っている。


「しんすけぇー信子はぁ?」


「有沙さん、ぐでんぐでんですね。先に帰るようなことを言っていましたけど……俺、振られちゃったんで、よく分からないんです――」
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