復讐ストーカーゲーム1
「入会希望ですね。そちらの椅子にお掛けになって下さい。今手続きの書類をお持ちしますね。

それと当店は、どこでご存知になられましたか? 雑誌やインターネットですか?」


応対してくれたのは色黒のマッチョだった。


シャツを切り裂いてしまいそうな、盛り上がった筋肉。ボディビルダーにいそうな体型だった。


「友人の紹介です。あ、そうだった、今日もトレーニングしているはずなんです。呼び出して貰えますか? 西田龍之介です」


「ああー西田さんのですか!

あははっ、彼って面白い人ですよね。友人の紹介であれば割引も適用しますよ。ちょっとお待ちください、店内放送で呼び出しますので」


そう言うとマッチョは、カウンターの奥へと消えていった。


――良かった、親切そうな人で。しかし名前だけで笑いを起こす張飛は有名人なのか? 全く。目立ってはいけないのに……
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