復讐ストーカーゲーム1
「え! なんで早く言わないんですか!」


「……実は昨日ね、2つ情報を上げたの。瑠璃と紅葉は別れたという話と、ひろみと住むという内容――2つともいけたし、終了したと思っていたのよ」


「で! 後いくつ情報を流せば良いんですか!」


手に持っていたスポーツタオルで、思わず張飛の肩を叩いた。


「い、痛い! ……多分過去に届いたメールは三回かな? あと一つだと思う。ごめん――」


「あーもう、謝らないで下さい? 実行あるのみです。マシーンの広場へ早く行きましょう!」


「ええ、分かったわ!」


少しだけ明るい表情を取り戻した張飛は、早速ターゲットを探しに向かう。その背中に安心したが、いつもならスピーディーに開く自動ドアが少しだけ重たい気がした。
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