復讐ストーカーゲーム1
「お前、絵恋との新婚生活を邪魔する気か!」


秋雄は怪訝そうに腕を組んだ。


「ち、違うよ。ほら……たまには、お、お兄ちゃんと一緒に居たいかなぁって――良いだろう? お、お兄ちゃん!」


「気持ち悪いな……なんか変な物でも食べたんだろ? 仕方が無いなぁ、取りあえずリビングに行こうぜ?」


――甘えん坊作戦成功。でもどうやって阻止する?


サイトのことを話したら俺も狙われるし……仕掛けてくる人間を殺してしまったら、ただの殺人だし――どうする俺!


「信介。早くチョコレートを部屋に置いてリビング来いよ。日本料理が恋しい~」


――ちっ。のんきなやつだな。こればっかりは張飛に言う訳にもいかないし。


あーどうする俺!
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