復讐ストーカーゲーム1
「海外だと、ゆっくりお風呂に浸かった気がしなくって……お台場にあるじゃないですか? 浴衣でゆったりとリラックス出来る場所」


絵恋は眩しすぎる笑顔で日本酒を飲んだ。


「ああ、あれでしょ! 俺も行ったことがないんです……えっと、大江戸リゾート物語!」


「そうそう! それです」


晴ればれした気持ちで俺もお酒を口に含んだ。


「俺さー信介の浴衣姿を見たくないんだけど! その腹で浴衣着たら、相撲取りみたいだろ?」


「そ、そんなこと言うなよー! お、お兄ちゃん~」


少しだけ、ぶん殴りたい気分になったが、酒の力でかき消した。
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