復讐ストーカーゲーム1
「お、お客さんが食べていたと思いますよ……」


「ほら、兄ちゃん聞いただろう!」


背後から女性店員の声が聞こえた。この店は味噌汁無料のサービスがあるんだが、そのコーナーに立っている女だった。


そこからは距離が少しある。ここが見えるはずがないじゃないか! 高学歴の俺を馬鹿にするのもいい加減にしろ!


「分かりましたよ。この従業員さんは、この方とグルなんですね。驚きました。凄いお店ですね」


「な、なんだと? この豚、言わせておけば! テメェーぶっ飛ばすぞ!」


「お客さん、お店で止めて下さい!」


板さんや店員が、中年親父の腕や腰を掴み、殴りかかる体勢を阻止した。
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