復讐ストーカーゲーム1
「……大丈夫かしら、お姉さん。今の状態でこれだったら、もしもの時――」
「み、霙! それ以上は言うな! 今は祈るしかないんだよ!」
「……ごめんなさい」
霙は隣へ座り、シュンっと落ち込み俯いた。そして、またスマートフォンを指先で操作している。
「やつの得意技はウイルスかぁ……生憎だがそんな知識は持ち合わせてない――」
「やつ対応のウイルスソフトでもあればいいのにね」
「……ははは、笑える」
俺たちは暗く笑い、それからは無言で、休みなくずっと祈りを捧げていた。
「み、霙! それ以上は言うな! 今は祈るしかないんだよ!」
「……ごめんなさい」
霙は隣へ座り、シュンっと落ち込み俯いた。そして、またスマートフォンを指先で操作している。
「やつの得意技はウイルスかぁ……生憎だがそんな知識は持ち合わせてない――」
「やつ対応のウイルスソフトでもあればいいのにね」
「……ははは、笑える」
俺たちは暗く笑い、それからは無言で、休みなくずっと祈りを捧げていた。