復讐ストーカーゲーム1
「おはよう竹下君。貴方、どの仕事からする?」


今日は東野のババアも一緒かよ。なるべく関わりたくないな。


「俺はポテトの揚げものやら、料理重視にまずは動きますね。東野さんはレジを見てて貰えますか?」


「あら本当? それは助かるわぁ~お坊ちゃんなのに、手際が良いものねぇ」


今のは嫌味か? 返事をせず、無言で作業を黙々と始めた。


秋葉原はコンビニがあまりなく、朝は意外とサラリーマンが駆け込んできたりする。レジを空ける訳にはいかない。


「ねぇねぇ、松田さんの噂知ってる?」


「知りませんよー、ちゃんとレジを死守して下さいね」


遠まわしに窘めた。だが東野のババアは客がいないと、すぐに油断する。
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