貴方からの卒業証書。
貴方からの卒業証書
月日は流れ、大学生になった優那。
陽輝とのメールもあの頃に話していたものと変わらない。告白したことに後悔はないけれど、ここまで触れられずにいられるとは思ってもみなかった。
「優那。今日、暇ー?」
大学生になって出来た友人、理奈(リナ)。その彼女に誘われてやってきたのは合コンだった。
貴大と陽菜もいるけれど、二人は既に付き合っている。
合コンするには相手が必要だ。暫くしてやってきた男性陣の中に……。
「久しぶりですね。優那ちゃん」
──陽輝がいた。
陽菜も貴大も理奈も優那が陽輝を好きなことは知っている。だから、陽輝を此の場に呼んだのだ。
とはいえ、二人が会ったところで告白はおろか、あの頃と同じ話をするだけだろう。
現にお開きになるまで二人が話したのはほんの僅かの時間。
それでも、久しぶりに再会した陽輝に出会えて……今でもやっぱり、陽輝が好きだと優那は確信した。
陽輝とのメールもあの頃に話していたものと変わらない。告白したことに後悔はないけれど、ここまで触れられずにいられるとは思ってもみなかった。
「優那。今日、暇ー?」
大学生になって出来た友人、理奈(リナ)。その彼女に誘われてやってきたのは合コンだった。
貴大と陽菜もいるけれど、二人は既に付き合っている。
合コンするには相手が必要だ。暫くしてやってきた男性陣の中に……。
「久しぶりですね。優那ちゃん」
──陽輝がいた。
陽菜も貴大も理奈も優那が陽輝を好きなことは知っている。だから、陽輝を此の場に呼んだのだ。
とはいえ、二人が会ったところで告白はおろか、あの頃と同じ話をするだけだろう。
現にお開きになるまで二人が話したのはほんの僅かの時間。
それでも、久しぶりに再会した陽輝に出会えて……今でもやっぱり、陽輝が好きだと優那は確信した。