幸せの掴み方
柚葉は、湊との事を思い出していたが、フッと気が付くと、
日付が変わりそうになっていたので、慌ててベットに入ろうとしたら、
メールが届いたので、誰からか確認したら、圭祐からで、メールを
開けると、写メが送られていた。

「なに・・・・・これ・・・・・・」

そこには、明らかに裸の男女が一緒のベットに入っており、男は既に
寝ており、女は、スマホを操作して、二人で一緒にベットに入っている
写メを撮り、柚葉に送りつけてきた。

柚葉は、あまりの現実に、呆然としてしまい、気が付いたら涙が
頬を伝っていた。

男は、圭祐・・・・・女は、あの秘書だった・・・・・

柚葉は、結局一睡も出来ずに、翌朝を迎えた。

朝、菜々美が起きて来ると、菜々美にご飯を食べさせ、自分は、昨夜からの
出来事で食欲もなく、何も食べたくなかった。

圭祐は、今日も仕事が入っており、夜まで帰って来ることはない・・・・

もしかしたら、今日も、泊まるのかも知れない・・・・・

そう思うと、柚葉は、やはり自分は、あの女の言う通り、身を引かなくては
ならないのかも知れないと・・・・不安に思っていると、柚葉の携帯が
鳴った。

着信は、知らない番号だったが、菜々美の仕事の件かも知れないと、
電話に出ると

「おはよう。昨夜の写真、見てくれたかしら?
 この間も言ったように、圭祐は、私の事を愛しているのよ。
 だからさっさと、別れてよね!」

女は、そう話すと、電話を切った。
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