目の前のアイツ
ふぅ、やっと落ち着いた。
そうだ!お礼言わなきゃ。一応、助けてくれたんだからね。
「ありがとう。」
あたしはがんばって微笑んで言ってみた。
「あ、あぁ///」
ん?
「顔、赤いよ?熱でもあるんじゃ…」
少し心配になり、ほんのり赤くなった顔の額に手をあてた。
「そんな事ねぇよ!」
でも、振り払われてしまった。
(嫌な事しちゃったかな…)
と、しょんぼりしていると、
「ほら、学校行くぞ。」
少し先の方であたしを呼んでいる。
「あ、うん!」
(気のせい、かな。)
こうして、二人で学校に行くことになった。
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