目の前のアイツ
萩也、目が輝いているよ…

「では、同時に食べましょうか。」

「そうだね。じゃあ…「せーの!!」

萩也があたしの言葉をさえぎり、口に入れた。あたしと時雨くんも慌てて口に入れる。

「何もなくない?」

「えぇ…」

首をかしげたとき、

「お、おい。お前ら耳はえてんぞ…」

萩也がかれそうな声で言った。

「なに言ってるのよ。そんな事あるわけないでしょ。」

「いや、はえてます…」

「ぇえ!?」

慌てて頭を触ると、長い何かにあたった。


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