World Walker
「訳が分からぬわっ!」

理解できないりせの発言に地団太を踏む姫羅木。

「ならばお前は、わらわの力をも超えられるというのかっ?天狐たるわらわの神通力をも超える出力が出せるとっ?」

「アンタだけじゃないわ…相手が神だろうが悪魔だろうが魔王だろうが邪神だろうが…私は『絶対にそれを上回る出力が出せる』…」

狐火で相当なダメージを受けているにもかかわらず、りせはそれが当然のように言い放つ。

「そんな事認められぬわっっっ!」

憤慨する姫羅木。

彼女の四尾が、弧を描くようにうねる!

< 157 / 456 >

この作品をシェア

pagetop