World Walker
呆気にとられる姫羅木と千春。

天狐と互角の戦いを繰り広げたりせなのだ。

ただの人間の千春の攻撃など、容易く回避できそうなものだが…。

「よ、よくもやったわね千春!」

立ち上がって千春への反撃を試みるりせ。

両手をぶん回し、子供がやるようなグルグルパンチ…。

「いたっ、いたたたたっ」

ポカポカと頭を殴られ、千春が思わず怯む。

< 165 / 456 >

この作品をシェア

pagetop