World Walker
冬城ストアを出て、しばらく坂道を登ったその途中。
「!」
ホットパンツの尻ポケットでスマホが鳴る。
「もしもし?マー君?」
『やぁりせ、元気してる?』
電話の向こうから聞こえてきたのは、大人の男性の声だった。
「まぁ元気は元気だけどね…散々だったわよ、遭難しかけるし手は怪我するし」
『怪我したのかい?』
少し心配そうなマー君の声。
りせの頬が思わず緩む。
「し、心配してくれるんだ?」
『そりゃあそうだよ、りせは大切な切り札だからね』
「!」
ホットパンツの尻ポケットでスマホが鳴る。
「もしもし?マー君?」
『やぁりせ、元気してる?』
電話の向こうから聞こえてきたのは、大人の男性の声だった。
「まぁ元気は元気だけどね…散々だったわよ、遭難しかけるし手は怪我するし」
『怪我したのかい?』
少し心配そうなマー君の声。
りせの頬が思わず緩む。
「し、心配してくれるんだ?」
『そりゃあそうだよ、りせは大切な切り札だからね』