World Walker
西洋風の十字架を思わせる墓が立ち並ぶ領域。
石組みのしっかりしたものから、二本の木を縄で括って十字架にしたもの、墓である事を示す大きめの石を置いただけのものまで。
様々な墓が並ぶ区画が、延々と続いている。
りせが見た赤い月に照らされた丘の上の巨大建造物は、この墓地の向こう側だった。
「何よぉ…こんなとこ歩いていかなきゃいけない訳ぇ…?」
思わず声を上げるりせ。
恐らくは深夜、周囲を照らす不気味な赤い満月、死しか連想させない延々と続く墓地。
ぼやくのも無理からぬ話だった。
石組みのしっかりしたものから、二本の木を縄で括って十字架にしたもの、墓である事を示す大きめの石を置いただけのものまで。
様々な墓が並ぶ区画が、延々と続いている。
りせが見た赤い月に照らされた丘の上の巨大建造物は、この墓地の向こう側だった。
「何よぉ…こんなとこ歩いていかなきゃいけない訳ぇ…?」
思わず声を上げるりせ。
恐らくは深夜、周囲を照らす不気味な赤い満月、死しか連想させない延々と続く墓地。
ぼやくのも無理からぬ話だった。