World Walker
「な、名前を訊くならまず自分が名乗りなさいよね!」
助けてもらったのに礼も言わず、まず得意のツンを披露するりせ。
それでも機嫌を損ねる風でもなく。
「成程、一理あるな」
男性は頷いた。
「ルドルフ・クラインリーゼ・リリアという。君は?」
「…天地 りせよ」
二度目の問いかけに、ようやくりせは名乗った。
「りせか…こんな所で何をやっている?」
「旅の途中なのよ。さっきここに辿り着いたばかりで…夜中だから宿を探すにも土地勘がなくて困ってたの。これから街の方へ行ってみようと思ってたんだけど…」
助けてもらったのに礼も言わず、まず得意のツンを披露するりせ。
それでも機嫌を損ねる風でもなく。
「成程、一理あるな」
男性は頷いた。
「ルドルフ・クラインリーゼ・リリアという。君は?」
「…天地 りせよ」
二度目の問いかけに、ようやくりせは名乗った。
「りせか…こんな所で何をやっている?」
「旅の途中なのよ。さっきここに辿り着いたばかりで…夜中だから宿を探すにも土地勘がなくて困ってたの。これから街の方へ行ってみようと思ってたんだけど…」