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『聖痕（スティグマ）』

イエス・キリストが磔刑となった際についたとされる傷、また何らかの科学的に説明できない力によって信者らの身体に現れるとされる類似の傷を指し、これらはカトリック教会では奇跡の顕現と見なされている。

聖痕は、キリストの受難において釘を打たれた左右の手足と、ロンギヌスの槍によって刺された脇腹の五ヶ所に現れる。

ヘヴンもまた、同じ五ヶ所に傷を持っていた。

ヘヴンの持つ聖痕は、あらゆる魔術魔法呪いをも無効化し、悪魔幽霊魔物の類に関しては触れるだけでダメージを与える。

いわば『完全魔無効化能力』を発揮するのだ。

つまり彼の四肢による打撃は魔にとって必殺の攻撃となり、脇腹の傷は魔の攻撃を防ぐ鎧となる。