World Walker
聖痕の刻まれた右拳を振り上げ、来栖の顔面に打ち出す!
しかし。
「!?」
来栖の頭部と胴体が瞬時に分離して、ヘヴンの拳を回避する。
部分的に蝙蝠化すれば、こんな芸当も可能なのだ。
その分離した頭部のみが、ヘヴンの肩口に食らいつこうとするが。
「ぬ…」
結界の如き宗教防壁が来栖の吸血鬼の牙を拒む。
「成程…おいそれと真祖の牙を突き立てられるほど聖痕や聖骸布は薄っぺらいものではないらしい…尤も生娘以外の血など、それ程啜りたくもないがな」
再び胴体と繋がった来栖の頭部が、りせの方を向く。
「りせ、貴様は処女なのか?ならば血を吸ってやってもいいがな」
「サイッテー!」
しかし。
「!?」
来栖の頭部と胴体が瞬時に分離して、ヘヴンの拳を回避する。
部分的に蝙蝠化すれば、こんな芸当も可能なのだ。
その分離した頭部のみが、ヘヴンの肩口に食らいつこうとするが。
「ぬ…」
結界の如き宗教防壁が来栖の吸血鬼の牙を拒む。
「成程…おいそれと真祖の牙を突き立てられるほど聖痕や聖骸布は薄っぺらいものではないらしい…尤も生娘以外の血など、それ程啜りたくもないがな」
再び胴体と繋がった来栖の頭部が、りせの方を向く。
「りせ、貴様は処女なのか?ならば血を吸ってやってもいいがな」
「サイッテー!」