World Walker
「はっはっはっはっ!」

ソファに腰掛けたまま、額に手を当てて哄笑する来栖。

「男の事を指摘されただけでこうも狼狽するとは。生娘らしい反応だな、りせ。貴様のマスターも甘い所があったからな。ここまで惚れ込んでいる女、己の娘だろうが何だろうがさっさと抱いてしまえばいいものを」

「くっ!」

飛び跳ねるように立ち上がるりせ。

「マー君の事を…悪く言うなっっ!」

一足飛びから右ストレートを放つものの、来栖はソファに座った状態から蝙蝠化して霧散。

そのまま群れをなして、りせに食いかかる!

「何よ!」

拳打の連打で次々と蝙蝠を打ち落とすりせ。

「こんな子供騙しで、私は倒せないんだから!」

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